Q.どんな運動効果がある?

Q.どんな運動効果がある?

A.定期的に続けることでこんな効果が感じられるかもしれません。ぜひ続けてみてください。

目次

運動不足解消・ストレッチ効果

カラフルポップな見た目の印象よりハードなため、短時間でも運動不足解消効果があります。
股関節周りが大きく動くことで便秘が解消したり、肩回りを大きく使うことで肩こりが解消したりする人も。
あと数センチ頑張ればあのホールドに手や足が届く!と、日常生活では行わないような姿勢でグイーッと身体を伸ばしたり縮んだりを繰り返すので、ストレッチ効果も抜群。
お医者様の許可があれば、ケガ後の可動域リハビリにもいいのではと思います。(決して無理はしないでくださいね)

トレーニング効果

左右差なく身体を使うので、全身を偏りなく鍛えることができます。
身体のバランスを微妙に取る動きや身体を起こすような動きも多く、体幹も鍛えられます。
楽しく課題に取り組みながら自動的に自重トレーニングをしているようなものですので、筋トレにもなります。
また、離れたところにあるホールドに手や足を伸ばしたり体をひねったりする動作が上下左右で繰り返されるため、少しずつ身体の各部の可動域が広がってきます。

ゴールを目指す過程で自分の身体をかなり意識しながら登ることが、自分の身体を深い視点で、客観的に観察することに繋がります。
自分の身体の長所や弱点・動かし方の癖・可動域の広さや体幹の強弱・バランス感覚などを自然に意識し、深く知ることができることは、例えば他のスポーツのトレーニングなどとしても大きな意味を持つのではと思います。

ダイエット効果

「体重の数値を減らす」ということよりも、数値的には同じでも適度な筋肉が付いてすっきりと引き締まってきます。特に、日常生活でなかなか使いにくい背中周りなどは目に見えて引き締まってくるのが分かります。

ボルダリングは「体重2㎏の増減で登れる課題が変わってくる」と言われます。
体重が増えて登れる課題でも動きが重く感じるようになったり、逆に少し体重が減ってギリギリ登れなかった課題が攻略できたり、ということを体感すると、「体を重くしたくない」という気持ちが働きます。
そのため、一番のダイエット効果は、「体重を増やしたくない」という気持ちからダイエットへのモチベーションが続くことかもしれません。「体重が増えて登りにくくなるなんてイヤだな」と思ってしまうんです。
また、食べずに体重を落とすタイプのダイエットだと筋肉やパワーも落ちて登れない体になってしまうため、しっかり食べて健康的なダイエットを続けよう!というモチベーションも継続しやすくなります。

思考力アップ

クライミングは「身体を使ったチェス」とも言われるように、「考える」ということがとても重要。
人によって身体特性がまったく違うので、正解(登り方)は人それぞれ。自分をよく観察し身体の動かし方を想像しながらトライアンドエラーを重ね、自分にとっての正解を導き出すことがクライミングの面白いところです。
体や顔の向きをほんの少し変える、足の置き位置を少しずらす、もう少しだけ体重を乗せてみる、そんな小さなことで登れるか登れないかが変わってくることを経験すると、ものすごく考えるようになってきます。
タイプの違う課題をいろいろ熟考しながら登ることを繰り返すことで、考える力はどんどん向上していくはずです。